作品83
Op. 83

Title

霧の彼方の希望
Hopes beyond the Fog

Model

小夏ちゃん
Konatsu-chan

Date

June 19th, 2010

Pages

本編
Main Page

インタビュー
Interview

壁紙コーナー
Wallpaper Corner

横長壁紙コーナー
Wide Wallpaper Corner

クローズアップ写真コーナー
Close-up Photo Corner

幻実館本編
Main Page of the Pavilion of Actual Illusions

舞台裏
Backstage


 梅雨らしい雨の日を想定して隠微なデザインを用意して撮影当日を迎えたら、何と予想外の日差し。撮影のときには日差しはなくなってしまいましたが、折角の梅雨の止み間を活かして、一足早い夏を楽しんでしまいました。今回はファンの方からもリクエストがあった「全面レースのビキニ」です。
 最近毎回言っているメッセージ性について言えば「霧の彼方の希望」ということで、ボディペを卒業した後の私のチャレンジでも混沌とした霧の彼方に僅かな希望が見えるのではないかという「自分への励まし」のような作品です。皆さんも「霧」の向こうに見え隠れする「小夏ちゃんの宝物」を目を凝らして見てみてください。


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本編 / Main Page

@ 夢創館 / Pavilion of Embodied Dreams


スライドショー (2.5秒間隔)
Slideshow (Interval: 2.5 seconds)
日本ボディーペインティング美術館作品83本編スライドショー(2.5秒間隔)
スライドショー (1.0秒間隔)
Slideshow (Interval: 1 second)
日本ボディーペインティング美術館作品83本編スライドショー(1.0秒間隔)

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 場面の選択 / Choice of Scenes


制作過程 / Making Process 海に行く道で / On the Way to the Sea
波打ち際で / At the Waterside 貝殻捨て場で / At a Shell Dump
再編集後記 / Afterwords

 まずは制作過程から見ていただきます。


 これまでにも一部がレースである作品はいくつもありましたが、布部分がなく、すべてがレースというのは今回が初めてです。それだけに、まず描き方の大きな流れを説明します。

 レース部分は形の微調整が難しいので、まずレース部分を描き、微調整はその後で描くヒモの部分で行います。レースのリアリティーを高めるのは影なので、水着を描き終わった後で、レース1本1本に影を付けていきます。

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 レースだけが描かれていて、ヒモが描かれていないときって面白いでしょ? これが一番ボディペらしい画像かも知れませんよね。(^_^;;

 続いてはヒモです。まずトップのホルターネック部分を描き、次にボトムのサイドを描き、最後にトップの背中部分を描きます。

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 は一番最後に茶色の細字用ペイントマーカーで描きます。影を描いているときは僅かなズレも許されないので、ずっと息を止めて描きます。

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 完成したところでホテルの室内で撮影してみました。
 白いペイントマーカーは比較的落ちやすいので、完成直後が一番キレイなのです。(^_^;;

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 まずは、海に行く途中の道で撮影してみました。


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 小夏ちゃんが辺りを気にしているのは縦長画像には写っていないところに郵便屋さんのバイクが停まっているからです。郵便を配り終えたら確実に戻ってくるということですからね。(^_^;;

日本ボディーペインティング美術館作品83横長壁紙コーナーより

 郵便屋さんが戻って来られた瞬間に一瞬固まられたことは言うまでもありません。何せ後ろ姿はこの通りお尻丸出しですからね。(^_^;;

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 海が近いとは言え、まだ街中なのに小夏ちゃんはもうビーチボールを持ち出して、海を満喫する気満々です。(^_^;;

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 水着も真っ白、ビーチボールも真っ白なので、色的にはちょっと寂しいですが、「清楚な小夏ちゃん」のイメージを作るための演出とお考えいただければ幸いです。m(_ _)m

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 いよいよです。梅雨時なので、曇り空なのが残念です。(;_;)


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 ビーチボールには本当は字が書いてあるのですが、もらったお店の名前が分かってしまうので、真っ白く修正させてもらいました。やっぱり真っ白はちょっと寂しかったですね。(^_^;;

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 実は白いビーチボールの文字を消すのってスゴク大変な作業だったんです。看板のように平らなものはどこでもほとんど同じ色なので、広い範囲に同じ色を塗ることで簡単に文字が消せるのですが、ビーチボールは同じ白に見えても表面に丸みがあるため少しずつ色が変わっていきます。少し広い範囲を同じ色で塗りつぶすと逆にボールに凹凸があるように見えてしまい、ボールを丸く見せるように色を「なじませる」のに一苦労しました。(^_^;;

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 いよいよ海の中へ。ボディペとは言え水着は水着。水に入って初めて意味がありますからね。(^_^;;

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 ペイントマーカーには耐水性があるので全身水に浸かっても大丈夫なのですが、なにぶん梅雨空なので、足だけ水に浸して雰囲気だけを楽しんでもらうことにしました。(^_^;;

 右手にビーチボールを、左手にタオルを持って砂浜を歩いている小夏ちゃんの姿はまったく普通の海水浴客の姿とおんなじですよね。まあ、実際にはこんなに面積が小さいレースの水着を着た海水浴客を見たことはありませんが。(^_^;;

  日本ボディーペインティング美術館作品83(68/82)
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 続いてカメラマンさんが素敵な場所に連れて来てくれました。v(^_^)v


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 ここは貝殻の捨て場なのですが、白い貝殻と白いビキニがとても綺麗に調和しています。v(^_^)v

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 今回はファンの方からのリクエストで「全面レースのビキニ」を描かせていただきました。ボディーペインティングでもこんな感じならレースのビキニが描けるという1つの見本にしていただければ嬉しいです。

【再編集後記】 
 前回の再編集対象作品は「リアルなディテール」を見ていただける作品55でした。リアルなディテールを楽しんでいただけると言っても作品55「(服の)エッジにレースを付ける」という発想で描かれた作品でしたが、作品83「全体がレースでできている」という発想で描かれた初めての作品です。
 梅雨時の6月19日の撮影だったので、真夏のイメージには程遠い天気でしたが、足りない部分は皆様の想像力で補っていただければありがたいと思います。m(_ _)m

 モデルさんのご感想はインタビュー編でお読みください。

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